医療情報関係

ガムを噛む事に関する知見のまとめ

 はじめに

日本やメジャーの野球を始め、様々なスポーツを見ているとガムを噛んでいる選手を多く見ますね。

この記事ではガムを噛むことに関する効果について論文を引用し記事にしますので、最後までお読みください。

【要約】
・ガムを噛む事で、脳が活性化し覚醒アップする
・ガムを噛む事でストレス軽減が図れる可能性あり。
・ガムを噛むとエネルギー消費が増加する。

 ガムを噛むことと脳の関係は?

ガムを噛むこと脳の関係に関する論文を2つ紹介します。

・咀嚼は脳血流量を増加させ覚醒レベルを上げる(塩田正俊,体力科学,2009)

・ガムを噛むことで脳が活発になる(坂本 貴和子ら, Clin Neurophysiol. 2009)

この2つの報告から脳が活性化することが言えそうですね。

 ガムを噛むこととストレスの関係は?

・ガム咀嚼はストレスを低下させる。男性より女性に著明(根来和司,教育システム情報学会2019)

この報告から、ガムを噛むとストレスが軽減する可能性がありますね。

 ガムを噛むこととエネルギー消費の関係は?

ここでは2つの論文を紹介します。

・食後にガムを噛むとその後40分程度エネルギー消費量が増加(hamada yuka,et al,Obesity,2016)
・ガム咀嚼によるエネルギー消費量は立位よりも大きく、坐位安静時と比較して約 22%増加する(大島直也ら, 薬理と治療,2021)

上の2つの報告から、ガムを噛むことはエネルギーを使うことが分かりますね。

 まとめ

ガムを噛むことに関する報告は沢山ありますので、上記以外の効果も多々あるかと思います。

スポーツ競技中にガムを噛む事は、脳が活性化するという点では良いと思いますが、パフォーマンスアップにどの程度寄与しているかは不明です。

また、ガムを噛むと筋力が上がる、バランスがアップするという報告もありますか、これはガムを噛むことより咬合の影響が大きいと思いますので、筋力やバランスアップであればマウスピースのようなもののほうが良いと思います。

 

 

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