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足の浮腫の原因と対処法

 はじめに

じっと立っている仕事をしている人、椅子に座る時間が長い人は夕方になると足が浮腫んでいることがありますね。足が浮腫む原因は様々ありますので、この記事ではその原因と対処法について書いていきます。

【要約】
・浮腫は全身性と局所性がある。
・浮腫の原因は心臓、腎臓、薬、外傷など様々ある。
・足の浮腫の対処法は原因の治療と運動やストッキングの利用などがある。

 浮腫とは

浮腫は何らかの原因で皮膚の下に水が溜まった状態で、全身性局所性があります。
全身性といっても初期は静脈圧の低い箇所の、下腿、足背、眼瞼、背中などに出現し、左右対称に現れることが多いです。

次に浮腫のメカニズムについて説明します。

 足が浮腫むメカニズム

浮腫は細胞外液が血管外の間質に生理的な代償能を 超えて過剰に貯留した状態です。その原因は以下の4つ。

  1. 毛細血管内の静水圧上昇に起因するもの
  2. 毛細血管内の膠質浸透圧低下に起因するもの
  3. 血管透過性の亢進に起因するもの
  4. リンパ系およびリンパ系が流入する静脈系の還流障害に起因するもの

ここでは詳細は控えることとし、次に浮腫んでしまう原因について書いていきます。

 浮腫みの原因

①水、ナトリウムバランスの問題(全身性)

  • うっ血性心不全
  • 腎不全
  • 肝臓の疾患(肝硬変など)
  • 栄養不良(タンパク質不足)
  • 内分泌性(甲状腺機能亢進など)
  • 薬剤性(ステロイドなど)  など

②毛細血管内外の体液移動によるもの(局所性)

  • 外傷
  • 熱傷
  • 虫刺され
  • アレルギー
  • 静脈性(静脈瘤、静脈血栓など) など

上記のように浮腫みの原因は様々です(清水正樹,日本小児腎臓病学会雑誌,2021より)。

次に対処法についめ述べていきます。

 浮腫の対処法

足の浮腫の対処法は、

  • 浮腫の原因に対する治療
  • 弾性ストッキング着用
  • 運動
  • 足を心臓より高く挙げる

が挙げられます。

ちなみに弾性ストッキングとは足を強く圧迫することで血液のうっ滞を防ぐ医療機器で、下から上にかけて圧迫が緩くなっています。

運動は足首や足の指を動かすものや、ウォーキングなどの全身運動をさします。

足を心臓より上げるポジションは以下のような感じです。

 おわりに

以上、足の浮腫の記事となります。足の浮腫が気になる場合、まずは受診をして原因を探ることが大事です。そして、それに対して対処して行きましょう。

 

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