医療情報関係

ストレスが身体に及ぼす影響

ストレスとは

ストレスが身体に悪影響を及ぼすという考えは、1936年にセリエ博士がNatureという雑誌で発表した論文以降医学界に広まっていったようです(坂部弘之,公衆衛生研究,1993)。

今では当たり前のようにストレスが良くないと言われていますが、このストレスとはどのようなものでしょうか?
ストレスとは外刺激ですが、大きく分けると以下の4つが挙げられます。

1.化学的なもの:有害物質、薬品など
2.物理的なもの:暑さ、寒さ、騒音など
3.生物的なもの:最近、ウイルス、感染など
4.心理・社会的なもの:痛み、不安、緊張、怒り、悲しみなど

この中でも多くは心理、社会的なストレスにより身体に悪影響を及ぼすことが多いようです。
これらを過剰に受けると、交感神経が優位になって分泌されたホルモン(アドレナリン、ノルアドレナリン)が、身体に必要なわけではないにも関わらず大量に分泌されることで身体に様々な影響を及ぼします。

ストレスにより起こる身体への影響

ストレスを認識すると、たばこやアルコールの摂取量が増えるそうです(Siegrist J,et al,Am J Public Health,2012)。
タバコやアルコールが健康に悪影響があるのはいうまでもないと思いますが、さらにストレスにより食事にも影響があり、大食いになる、脂っぽいものや甘いものを欲する傾向があるそうです(Park CL,et al,Anxiety Stress Coping,2014)。
それに伴い肥満や生活習慣病のリスクも高まります。

一般的にはストレスによって起こる身体症状は以下のようなものがあります。

・胃潰瘍、十二指腸潰瘍
・過敏性腸症候群
・うつ病
・血管系疾患:心筋梗塞、脳梗塞

上記にがんが含まれていませんが、がんはストレスとはっきりした関連は認められていないようです。

ストレスとの向き合い方

ストレスへの対応力が高い人は自身でストレスをコントロールできると自覚している人が多いようですが、このタイプの人は病気になりにくいそうです。

他者から感情面でのサポートがあるとストレスにうまく対応できる傾向がある(Ozbay F,et al,Psychiatry,2007)そうなので、やはり信頼できる友人や知人がいるのは有益ですね。

あとはやはり体を動かすこともストレスを緩和する方法の一つです。運動することで気持ち良いと感じるホルモンが分泌されストレスに対応する力がつきやすいそうです(Harvard Medical School,2016)。
また、つながりがストレス軽減にもつながると言われているため、自分にとってストレスを感じないコミュニティに属することも重要かもしれません。

ストレスは生活を送る上で避けられないもので大変ですが、ストレスが精神的回復力を育むためにポジティブに働くともいわれているため、自分なりに解消法を持っておくことが大事ですね。

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