医療情報関係

コーヒーは身体に良いのか?~論文のまとめ~

はじめに
私は毎日コーヒーを飲んでいます。砂糖、ミルクは使用せずブラックで飲むのが日課です。
私以外にもブラックコーヒー好きの人が多いと思います。
そこで今回はコーヒーは身体に良いのか?ということで論文をいくつか紹介しますので、参考にしていただければと思います。

【記事の要約】
・コーヒーは身体によいという報告が多い。
・コーヒー、カフェインの摂りすぎは身体に良くない。
・コーヒーの効能はカフェイン以外と考えられる。
コーヒーは身体に良いという論文

私はコーヒー好きなのでコーヒーが身体に良いという論文を多く紹介します(笑)。

コーヒーの食物繊維は一部のヒト腸内細菌の増殖を促進する (Gniechwitz D,2007)。
コーヒー飲用者は肝がん発生リスクを減少させる(Larsson SC,2007)。
コーヒーを飲用している日本人女性は便秘が少ない (Murakami K,2006)。
コーヒーの飲用によって2型糖尿病の発症リスクが低下 (van Dam RM,2005Tuomilehto J,2004)。
コーヒー常用者はコーヒー非常用者に比べて血圧上昇が少ない(Corti R,2002)。
コーヒー飲用者はパーキンソン病発症リスクが低下 (Hernán MA,2002)。

他にも論文はたくさんありますが、ざっとこんなところを紹介しておきます。
下のように「悪いものではない」という論文もあります。

▲コーヒーは心疾患のリスクファクターにはならない (Wu JN,2009)。

次は逆にコーヒーが身体に悪いというものを紹介します。

コーヒーは身体に悪いという論文

こちらは少なめに紹介しておきます(笑)。

×コーヒーの大量飲用者は膵臓ガンによる死亡リスクが増加する可能性あり(Lin Y,2002) 。
×カフェインの摂取は膀胱がんのリスクを上げる可能性がある (Kurahashi N,2009)。

飲みすぎはよくないということですね。

コーヒーはどのくらい飲んでいいの?

昔はコーヒーは身体に悪いという認識があった記憶がありますが、調べてみるとコーヒーは身体に良いという論文が多かったので安心しました。

では、コーヒーをどのくらい飲めばよいか、というのはなかなか難しいですが、1日8杯以上飲む人は全く飲まない人に比べて死亡率が14%低かったという報告もあります(Loftfield E,2018)。
1杯の量がわからないのでこの論文はあまり参考にしなくてもよいと思いますが、ある程度飲んでも大丈夫という説もあります。

しかも、この論文ではカフェインレスコーヒーでも効果があったと述べていることから、コーヒーの身体に良い効能はカフェイン以外のものと推測できます。

ちなみにカフェインは5000㎎ほど摂取すると死亡すると言われていますが、5000㎎って相当な量です(たぶんコーヒー100杯くらい)。
カフェインは覚醒作用があるので飲みすぎはよくないと思いますので、摂取する量は個人で決めていただくのが良いと思います。

参考までに私は1日3~4杯くらいを目安にしています。

おわりに
コーヒー好きの記事に付き合っていただきありがとうごいました。
最後に述べておきますが、コーヒーに砂糖やミルクをたくさん入れてしまうと、糖・脂肪の過剰摂取になってしまいますのでお気をつけ下さい。

※私の店舗(https://www.reha-me.com/)では、施術後コーヒーを出していますので、よろしければご来店ください。

 

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