▮はじめに
ヒトの足には全身の約1/4の骨が存在します。
骨が多いと言うことは関節が多いということです。
関節には感覚の受容体がありますので、関節が多い足には感覚情報
さらに足は立っている時に唯一地面と接触している場所のため、立
これだけでも足が重要だとわかりますが、この記事ではその足部の
【要約】 ・足は身体の土台。 ・歩行時には足はロッカー機能という重要な役割がある。 ・FPIの評価は足の構造を評価するものである。 ・足が変わると身体が変わる。
▮足部が占める脳の割合(ホムンクルス)
これは脳で働く身体の部位を反映させた図です。
大きい部位ほど脳
手や口は敏感な部位のため広くなっていますが、足は案外脳内で占
※脳内マップ
私見ですが、足は常に床に接しているため外から入ってくる情報は多いですが、あえて敏感にしな
また、腕(上肢)は意識的に使用することが多いですが、足(下肢)は無意識的に使用することが多い為、脳の広さもこのようになっていると思われます。
※足底感覚の記事はこちら➡︎https://therapyfreak.com/2018/08/10/footsensory/
▮歩行の役割
・足の指が少し動きが悪いだけ
・足の裏が少し痛いだけ
それだけで我々は歩きにくくなりますよね。
先程も述べましたが、足は立っているときの土台ですので、歩行
▮ロッカー機能
これは歩く時の足の機能で、ロッキングチェアのように転がるように動くことです。
①ヒールロッカー
踵から接地して下腿を前方に運ぶ役割。
②アンクルロッカー
足首が回転し身体を前方に運ぶ役割。
③ フォアフットロッカー
足の指が回転し蹴り出しを補助する役割。
①②③がリズミカルに機能することで転がるように歩行が行えます。
この機能が破綻すると歩行がスムーズに行えてなくなります。
よって、この機能を邪魔するような靴も良くないということです(例:革靴、ヒールが高い靴)。
▮ 足部の評価
次に足の見方について紹介します。
足の可動域や筋力を見るのは大事ですが、足の形から機能を推測す
▮FPI(Foot Posture Index)
これは足を6つの角度から評価を行う方法です。このポイントは立位で行うということです。
①距骨頭の位置
②踵骨の角度
③外くるぶしの位置
④内側縦アーチの潰れ具合
⑤距舟部のでっぱり
⑥足の内転外転
を見ます。
詳しい方法は参考文献をご覧ください➔参考文献。
※参考ブログもよろしければご覧ください➔こちら
ここでFPIの詳しい方法は割愛しますが、個人的には左右に動かし距骨頭をニュートラル(中間位)を探して、その状態で筋肉の緊張や動き
そして内側縦アーチの潰れは必ず立位で見ます。
※ポイントは舟状骨の高さです。指が一本入ればOKです。
多くの方が足部の構造が崩れています。
この足の崩れを強制する方法の一つがインソールとなります。
▮インソール
オリジナルのインソールを作成しようと思うとかなりの金額なりま
(30000〜50000円くらいが相場)
正直、一般家庭では厳しい金額です。
そして、靴に合わせる為、靴が変われば使えないという欠点があり
私は既製品をお勧めオススメしています。
既製品であれば3000〜8000円くらいでしっかりしたものが
このくらいの金額であれば3足分くらい購入ができますね。
オススメはこちら↓
⚫︎内側アーチの潰れが強いひと、少し硬めが好きならこれがおすすめ
⚫︎硬いがフォームソティクスよりは柔らかいのが好きならこれ
⚫︎内側アーチのつきあげなし。違和感なし。安価です。
あくまでインソールはメガネのような対処療法だと捉えた方が良いと思います。
そもそも足部の構造が崩れている原因が他にありますので、原因に対しても並行して行っていくことが大事です。
(例:足周囲の筋力低下、骨盤の傾きなど)
▮おわりに
以上、足部の役割と見方に関する記事です。
足は土台なので、足を変えると身体が変わるということはよくあり
歩きにくい、肩が凝るなどの症状がもしかしたら足部の問題かもし
ご参考頂ければ幸いです。
※執筆者のサロンはこちら➔https://www.reha-me.com/