マネジメント関係

【解説】リハビリや施術で使えるコミュニケーションテクニック!

はじめに 
コミュニケーションは社会生活を送る上で欠かせないものです。現在はメールでコミュニケーションを図るのが主になりつつありますが、直接会ってのコミュニケーションが重要なのは恐らく今度も変わりません。

介護、福祉の業界では「傾聴、共感、受容」が大事と言われています!
確かにその通りなんですが、プロフェッショナルとしてはそれだけでは足りないと思います。

そこで今回の記事では、私が現場で使えると勝手に思っているテクニック5つ紹介したいと思いますので、よろしければ記事におつきあいください!

【要約】
・非言語情報が重要である
・第一印象が大事(最初の6秒)
・同じ情報でも人によって捉え方が異なる
・同じ情報でもメンタルによって取られ方が変わる
・無意識に真似る習性があるので、振る舞いに注意

①非言語コミュニケーションを重視


上記の法則は「メラビアンの法則」と呼ばれているものです。
この割合が正しくないという説もありますが、今回それは置いておいて、とにかく非言語情報が大事だというのは間違いありません。

人は会話の中では、内容よりも話し方テンポ表情容姿の方がインプットされやすいです。
逆に考えると、非言語情報で印象が悪いと、「この人の話聞く気がしない」というような印象になってしまい、せっかく良い内容を言っても相手の心に響かないということになります。

②第一印象を重視

第一印象は1~6秒で決まると言われています(初頭効果)。
つまり、初めが肝腎ということです。始めで良い印象を持ってもらえれば「この人の話をきいてみよう」という思考になりますが、悪印象をもたれるとあまり話を聞いてもらえない可能性があります。

また、初めは右脳が働きやすいと言われている為、相手の右側に無意識的に注意が向きます。
※自分から見ると左側


相手に好印象を持たせるためには、自分の右側が見られている為、右側に気合を入れるといいと思います。

③VAK理論を利用

これはNLP(神経言語プログラミング)という学問の考え方になります。視覚、聴覚、体性感覚の中が優位に使用する感覚が人によって異なるというものです。

V:視覚情報
A:聴覚情報
K:体性感覚情報

何の感覚で優位に情報をキャッチするは人によって違う為、相手にうまく伝わらなかったとき、相手のせいにせずに、まずは自分の言い方や表現方法を変えた方が良いということです。
※参考図書
↓ ↓ ↓


例)
「ここをギュッと回してください(聴覚優位指示)」
でうまくいかなければ、
「左の股関節の内側に力が入るように回して下さい(体性感覚優位指示)」
と変えてみると良い場合があります。

④メンタル文法に注意

メンタル文法とは、無意識に文法を解釈してしまうことを言います。
メンタルが落ちている時は、マイナスの用語を無意識に拾ってしまいます。
例えば、受験生は「滑る」「落ちる」などの用語に敏感になってしまいます。
よって、メンタルが落ちている人にアドバイスをする場合、こちらが意図していないように解釈されることもあるため、あまりベラベラ喋らない方が良い場合もあります。
※参考図書
↓ ↓ ↓

⑤ミラーニューロンを利用

ミラーニューロンとは、他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように“鏡”のような反応をする神経細胞のことです。

自分が一生懸命やっていれば相手も一生懸命やりますし、自分が楽しそうにやっていれば相手も楽しそうにやりますし、自分がいい加減にやれば相手もいい加減になります。
これは、一緒にいる時間が長い関係程影響されると思いますので、自分の振るまいで相手が良くも悪くも変わる可能性がある、ということですね。

まとめ
私はコミュニケーションは信頼関係を築き上げる大事な要素だと考えています。
セラピーやリハビリテーションで良い結果を出す為には、信頼関係が土台にあると考えます。

つまり、信頼関係がないと良い結果を出すことは難しいと考えると、コミュニケーションスキルは大事だと思われます。
コミュニケーションはテクニックではないという意見もありますが、ある程度テクニックを知っていた方がうまくいく場合もありますので、宜しければご参考ください。

※執筆者のサロンはこちら➔https://www.reha-me.com



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