リハビリテーション関係, 介護関係

【介護予防で使える】棒体操は最強の運動である説!


通所介護や集団リハで何をしてますか?

通所介護(デイサービス)や施設、そして地域での体操教室で集団で運動(体操)をすることがあると思います。
ぜひ試して頂きたい運動がずはり「棒体操」です!

そんなしょぼい運動やらないよー、と思ったあなたにおすすめのプレゼンをしたいと思います。

棒体操のメリット

①安全に行える
集団で行うにしても一人で行うにしても安全性は重要な要素です。座って行えることからとても安全です。

集団で行える
一人の指導員で多数の人を見れるのが大きな利点です。そして、集団心理を利用して普段運動を行わない人も運動をしてしまう要素もあります。

③上半身の柔軟性を促せる
どちらかというと下半身は支持性が必要ですが、上半身は柔軟性が必要です。上半身(胸郭、肩甲骨など)が硬い人が多いのでとても有効です。

④呼吸機能を高めることができる
上半身の柔軟性を促せる、というのに付随しますが、胸郭の柔軟性を高めることは肺が拡張しやすい環境をつくることにつながります。

⑤運動機能障害(肩こり、腰痛など)の改善につながる
肩こりや腰痛などの運動機能障害は上半身の柔軟性低下によって起こっていることが多々あります。特に高齢者の腰痛は腰部が硬くで動かないため、肩甲骨を動かすことで腰部の筋肉の循環を促すことができます。

⑥自主トレで指導しやすい

このように棒体操にはメリットが多い為、私は多用しています!

棒の動かし方はたくさん考えられるため、工夫次第で色々な運動ができます。

以下に棒体操の例を載せておきますのでご参考までに。
棒体操時、できれば背もたれからは背中を離しましょう
また、肩関節が痛みのない範囲で行いましょう!

① 万歳
[ポイント] 胸を張るように行う。

 

② 首の後ろに棒をもってくる
[ポイント] 胸を張って肩甲骨を近づけるように行う。

③ 万歳+捻って側屈
[ポイント] 胸と脇が伸びるように行う。

④ 体幹の捻じり運動
[ポイント] 下肢を動かさず上半身をいけるところまで捻じる。

⑤ ハンドル回し運動
[ポイント] 肩と背骨を一緒に捻じるように行う。

⑥ 下肢に沿って前屈
[ポイント] 背中と腰の筋肉が伸びるように行う。

⑦ 斜め前に前屈
[ポイント] 背中と腰の筋肉が伸びるところまで倒す。

⑧ 横に挙げて脇を伸ばす
[ポイント] 脇を伸ばすように行う。

⑨ 後ろで棒を持って左右に動かす
[ポイント] 肩甲骨が左右に動くように動かす。

⑩ 後ろで棒を持って上下に動かす
[ポイント] 肩関節内旋位で動かす。

⑪ 膝下に棒を持ってくる(下肢拳上)
[ポイント] 棒に膝裏を乗せないようにする。

こんな感じのことを一通り、もすくは二通り行うと身体が柔らかくなりますよ!

ちなみに棒がなかったら、タオルでも良いですね。
ぜひお試しあれ!

※執筆者のサロンはこちら➔https://www.reha-me.com/



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