▮はじめに
笑いは健康に良いと言われています。
調べてみて知ったのですが、日本笑い学会というのがあるくらい、昔から笑いは医学的に効果があると言われています(参考文献)
今回は、笑いが実際身体にどのような効果があるのか調べたものをまとめてみたいと思います。
▮笑いが身体へもたらす影響について
笑いが身体に生理学的にどのように効果があるのかをご紹介します。
①酸素摂取量が増える
大笑いすると体内にたまった二酸化炭素が排出され、酸素がたくさん入ってくる。
②ストレス緩和する、血圧を下げる
気管支の 末端 にある肺胞表面からプロスタグランジンI2 という物 質が分泌され血管を拡張させて、血圧を下げ興奮した時に出る怒のホルモン、ノルアドレナリンの分泌も抑 える。
③免疫力アップする
がん細胞と戦うナチュラルキラー細胞を活性化させる効果がある。
(①②③は昇幹夫の論文より)
④認知機能向上
笑った後は注意機能が向上することから脳の前頭前野が刺激される可能性があります。また即時記憶能力も向上することから海馬が刺激される可能性もあります(畑野相子の論文より)。
▮楽しいから笑うのか、笑うから楽しいのか?
身体心理学という分野では、どちらもありうると言っています。
楽しいから笑うだけだと思いますが、無理やり笑うことで楽しい気持ちになるといことがありえます。
よって、暗い気持ちになっているとき事笑うという行為が必要かもしれません。
こんなご時世だからこそ、笑いが必要かもしれません。
エンタメは不要不急だと思われがちですが、心身の健康のために必要なものかもしれません。
【参考文献】
・野本優二ら『笑って病気は吹き飛ばせたか』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/warai/26/0/26_65/_pdf/-char/ja
・昇幹夫『笑いの医学的考察』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/warai/1/0/1_KJ00003258916/_pdf
・畑野相子『笑いが脳の活性化に及ぼす影響』
http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/bitstream/11355/104/1/JHNS%20007%20037.pdf