勉強法、思考法関係

【頭のいい説明は型で決まる】の書籍を仕事に活かす!

はじめに

最近、「頭のいい説明は型で決まる」という本を読みました。
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結論から言うとおススメです!他人に説明する機会ってとても多いと思いますが、そんな時にとても参考になる本です。

恐らく、説明が上手な人は無意識で行っている内容だと思いますが、それを文字化すると自分の説明の仕方を振り返ることができます。

また説明が苦手な人は、これを読むことで仕事やプライベートで活かすことができると思います。

簡単に内容の説明

説明がわかってもらえない原因は、

 1.相手が聞く姿勢がない
 2.自分自身が内容を理解してない
 3.相手の知識を把握してない

が挙げられる。

1〜3を全て網羅した上で相手に伝える方法を、著者はIKPOLET(イクポレット)法というものを提唱しています。

IKPOLETは下記に書いたものを英語にした頭文字を取っています!基本的には①から順に行うと良いそうですが、その辺りは臨機応変で構わないです。

①Interest→相手に興味をひかせる
②Knowledge→相手の知識にアクセスする
③Purpose→目的を示す
④Outline→大枠を示す
⑤Link→つなげる
⑥Embodiment,Example,Evidence→証拠や例えを示す
⑦Transfer→転移

また、説明のコツとして

①ゴールから説明を組み立てる
②メンタルバリアブレイク
③比喩をつかう

を挙げています。

仕事に活かすには

この書籍の内容を踏まえて、これを仕事の現場で使う例をご紹介します

仕事場面では大きく分けると、
⚫︎同僚のスタッフ
⚫︎お客さん
と接する機会があります。

両者ともに、こちらの伝えたい内容を的確に伝える事が円滑に仕事が運ぶ事につながりますので、説明が上手い方が良いですよね!

▮例①)介護現場にて新人スタッフに仕事を教える時

I➔相手に興味をひかせる
介護の仕事のやりがいを説明する。
K➔相手の知識にアクセスする
相手に質問をして、介護に対してどのくらいの知識があるかを確認する。
P➔目的を示す
護の目的はただ介助することではなく、自己決定を支援する事と自立を支援する事だと話す。
そしてそれに対する手段を話す。
O➔大枠を示す
細かい仕事を教える前に、1日の流れ、1ヶ月の流れ、年間の流れ、介護保険制度の歴史などマクロな話をする。
L➔つなげる
相手の持っている知識を考慮しながら、こちらから与える仕事を選択する。
知識が浅いのであれば、移乗介助や認知症対応など介護っぽいもの(分かりやすいもの)から教える。
E➔証拠や例えを示す
適切な介護方法を目の前で行い変化を見てもらう。また、自身の行う仕事の収支がいくらか・いくらの税金を使うかなどを説明することで社会的役割等を説明する。
さらに、適切な介護を行う事で生活レベルが上がった例を提示してやりがいと促す。
T➔転移
介護の仕事を科学的、人道的、効率的に行えるようになる事でどんな業界でもやっていけることを説明。

▮例②)やる気のない患者さんにリハビリ内容を伝える時

I➔相手に興味をひかせる
リハビリ室で風景を見せる。
リハビリして良くなり退院した患者さんに話をしてもらう。
K➔相手の知識にアクセスする
自身もしくは知り合いでリハビリ経験があるか聞く。
P➔目的を示す
リハビリ行なう目的は自宅で安全に生活できるようになる事、そして退院後また入院しないようにすることと説明する。
O➔大枠を示す
入院期間を3ヶ月と仮定し、1ヶ月後にトイレを行えるようになり、2ヶ月後に風呂と歩きが行えるようになり、3ヶ月後には外出が行えるようになるなどを提示する。
L➔つなげる
リハビリがマッサージのイメージがある人であれば、まずは関節可動域訓練などから入り信頼関係を構築。
また、平行棒歩行のイメージがある人が多いので、まずはそこで歩いてもらいやった感を出しつつ、現在のレベルを把握してもらう。
E➔証拠や例えを示す
なるべく早くリハビリをした方が退院できる可能性が高いという文献的な内容を伝えたり、過去に退院に至った実際の症例を説明する。
T➔転移
●●の運動が入浴動作につながるなど、身体の一部が全体の動きにつながっていることを説明する。
また、病院でのリハビリ内容が自宅でも反映できることを説明する。

例①,②共に前述で記載した
①ゴールから説明を組み立てる
②メンタルバリアブレイク
③比喩をつかう
を考慮して行うとさらに良いです。

①③は分かりやすいですので省きます。
メンタルバリアブレイクとは 精神的な負荷を減らすということです。

例①,②共に難易度の高いものを始めに行うとやる気がなくなったり自信をなくす可能性があるので、難易度の低いものから行うと良いです。

少し分かりにくかったかもしれませんが例を2つ挙げさせてもらいました。他にも色々な場面で使えると思いますので、宜しければご参考下さい!

※執筆者のサロンはこちら➔https://www.reha-me.com/

<参考書>
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