▮はじめに
読書離れが進んでいるといわれている昨今ですが、この記事では読書はどのような効果があるのか、ということについてまとめていきたいと思います。読書をするきっかけになってもらえると幸いですので、興味ある方はぜひご覧ください。
▮ 読書が脳にもたらす良い効果
1. 語彙力・文章理解力が向上
文字を処理し、意味を統合する作業が繰り返されるため言語を司る脳の領域(左側頭葉〜前頭葉)が活発になります。
2. 集中力が鍛えられる
読書中はほかの情報を遮断して言語処理を行うため前頭前野(注意・集中を司る)を強く使います。
3. 想像力・創造性が高まる
物語を読むと、視覚野・感覚野・運動野などが“仮想的に”
4. 共感力(感情理解力)が向上
特に小説は登場人物の内面を追うため他者の感情を理解する「デフォルトモードネットワーク」が強化。心理学では読書と共感性の向上の相関が報告されています。
5. ストレス軽減(リラックス効果)
読書には副交感神経を優位にする作用があり、6分読むだけでストレスが約6割減るという研究データもあります
6. 認知症リスクを下げる可能性
高齢者研究では、読書などの「知的活動」
7. 睡眠の質が改善
紙の本を寝る前に読むと心が落ち着き、
8. ストーリーからの学習能力が向上
脳はストーリーの形で情報を記憶するのが得意。読書は記憶のネットワークを効率よく整理し理解力と記憶力を高めるのに役立ちます。
▮読書に関する論文の紹介
1. Yun-Jun Sun.Psychological Medicine.2024(PMID: 37376848)
10,000人以上を対象とした大規模研究。幼少期からの読書習慣が認知機能(言語、記憶)、
脳の前頭葉・側頭葉など、
2. Yu-Hung Chang. International Psychogeriatrics.2021(PMID: 32498728)
台湾の高齢者1,962人を対象とした14年間追跡研究。読書頻度が高い人は、定期的に読書をしない人と比べて認知機能低下の進行率が低い(認知症リスクが低い)ことを示した。
3. Chun-Ting Hsu.Nature.2019(PMID:31337859)
科学的テキスト読書中の脳活動パターンをfMRIで解析し、
▮まとめ
読書は「脳の総合トレーニング」です。言語・注意・記憶・感情・想像・社会性など、多くの領域を同時に使うため、